時計のデザインが地味
国内メーカーが作っている腕時計のデメリットの一つがデザインです。海外メーカーが作る腕時計は機能性よりもデザイン性を重視する傾向があります。美術品としての価値が高いのはダイヤモンドを始めとした高価な宝石を散りばめたり、見た目の華やかさに力を入れていることが主な理由です。一方、国内メーカーは見た目の華やかさよりも正確に時を刻む、長く使い続けられるといった腕時計の本質を重視します。デザインのバリエーションが少なく、パッと見で硬い印象を与える物が多いのが特徴です。日本人ならではの生真面目さがデザインにそのまま反映されているという意見も少なくありません。腕時計をファッションアイテムの一つとして考えている人にとってこの点はデメリットと言えます。
資産運用に向いていない
海外の人気ブランドの腕時計に比べて、国内メーカーが作る時計は値が上がり難いと言われています。これは、海外メーカーに比べて国内メーカーは認知度が低く、コレクションしている人が少ないというのが主な理由です。絵画を始めとした美術品は希少性に加えて所有を希望する人が多いほど、市場での価値が高くなります。国内メーカーの時計は海外ブランドに負けるとも劣らない世界トップクラスの品質を誇っていますが、知名度に関しては及ばないのが実情です。時代の移り変わりの中で資産運用目的で腕時計を購入する人も増えています。海外の一流メーカーの時計は、モデルによっては数百万円近い金額で取引されることも珍しくありません。国内メーカーの時計は大きな変動は期待できず、資産運用として使うのは難しいと言えます。